輝HIKARIみらいキッズでは、さいたま市内の民間の児童発達支援事業所で唯一、感覚統合遊具を取り入れている施設です。
今回は、オーシャンスイングやチューブスイングを使用した遊びを行いました。これらのスイングは、児童のバランス感覚や体幹筋の強化に非常に有効です。スイングに乗りながら高さや揺れを楽しむことで、自然と姿勢を保つ力が養われます。バランスを取るためには、身体全体を使った微細な調整が必要となり、これが体幹や四肢の筋力アップに繋がります。
また、前方の障害物であるバイキンマンを倒す遊びや、スイングに乗りながら輪投げを行うことで、目と手の協応動作や空間認知能力の向上も図れます。スイングの揺れに合わせて身体を動かすため、筋力やバランスだけでなく、瞬時の判断力や反応速度も鍛えられます。特に、ターゲットに向かって輪を投げる動作は、集中力を高めるとともに、目的に向かっての計画的な動きも促進します。
これらの活動を通じて、児童は楽しみながら自然と身体の基礎的な運動能力を向上させることができます。遊びを通じて得られる成功体験は、自己効力感を高め、次の挑戦への意欲を引き出します。療育の現場では、このように楽しく多様な活動を取り入れることで、児童の成長をサポートしていきます。