この日は新しく作ったおもちゃを使って、「箱の中身はなんだろうなゲーム」にみんなで挑戦しました。
まず、目に見える場所で何種類か用意した物品をすべて触ってもらいます。
次に箱の中に物品の1つを入れて隠します。
箱の両脇から手を入れ、目に見えない状態で触ってもらい、どの物品か当てるゲームです。
用意する物品は、四角、丸などの積み木や、同じ大きさ、形だが素材が違うボールなどを用います。
このゲームのねらいは、手の識別覚を働かせること、物に合った手の形をつくる(手のボディーイメージを育てる)ことです。
また、ボタン止めが苦手など手先を使う作業が苦手な子、触覚刺激が入りにくい子(自分の手を叩くなどの自己刺激行動が多い子)に向いている活動です。
子どもたちはみんな、テレビで見たことがある遊びだと、わくわくしながら行ってくれています。
物の形を当てるだけでなく、箱の中に細かくちぎった新聞紙を入れて、新聞紙の感触あそびや、新聞紙と物品の識別をするなどの応用も考えています。